@kotyのブログ

PythonとかAWSとか勉強会のこととかを、田舎者SEがつづります。記事のライセンスは"CC BY"でお願いします。

セブ語学留学の記録 学校編

通っていた語学学校について書きます。また追記するかも。

ブライチャーという学校に通っていました。

brighture.jp

滞在中に、オーナーの松井博氏が来校したのはラッキーでした。英語の学び方などを教えてもらい参考になりました。自分が実践できそうなのは「英語で独り言を言って練習」かな。

一日の流れ

以下のような感じで英語漬けの日々を送ります。

  • 6時起床
  • 6時半朝食
  • 朝1〜1.5時間自習
  • 8時半登校
  • 9-16時まで、50分6コマの授業
  • 16-18時まで、自習
  • 帰宅して0.5〜1時間自習
  • 10時就寝

体調に万全を期すということで、必ず睡眠を8時間取りました。

授業

基本的にマンツーマンで授業は行われます。全体を通して少し背伸びをするところに常に目標が置かれ丁度よい負荷だったと思います。丁度よいとは楽と言うわけではなく一日終わるとへとへとになります。

すべてのクラスは、google docsを共有して効率よく行われます。特に、先生が文章の赤入れをするのに非常に有効でした。

各生徒ごとに担任にあたるような先生がつき、後述する評価の説明とプレゼンの評価はこの担任がします。先生が合わないので変えてほしいなどの授業の相談などもできます。私は特にそういった相談はしませんでした。

各クラスは微妙に連動しており、あーこの言い回し先週か先々週習ったな、みたいなことが4週目から起きるようになります。長く滞在すればするほど定着が図れるように教材が工夫されているようでした。

2日目と2週目の金曜、4週目の金曜に、evaluationと呼ばれる評価が行われます。各クラスごとに、よくもこんなにと感心するほど細かく評価が記載され、ランク付けされます。学校から見て私はお客だったので多少温情はあったのかもと思ったりもしますが、最初5だった評価が7に上がりました。CEFRで言うとELEMENTARYからINTERMEDIATEに上がりました*1。まだまだ道は遠いです。

クラスはすべて英語で行われるため、文法用語を英語で知っていないと最初会話にならないかもしれません。接続詞はtransition devices、冠詞はarticles、前置詞はprepositions、不定詞はinfinitiveとか。。。最初分からなくて少し苦労しました。事前に調べておくことをお勧めします。

ライティング

あるトピックに沿った文章を書く宿題を毎日課され、翌日添削を受けました。私の場合は250ワード以上書くことを要求されました。何を書くかに迷うことなく英語でどう表現するかに集中できるように考えられたトピックでした。例えば「コンピュータサイエンスを大学の必須科目にすべきか?」など。

このクラスが一番楽しくできました。

リスニング&スピーキング

  • 会話音声を聞き、それについての先生からの質問に答える。
  • その後会話音声の話題に関連する先生からの質問に答える。

といった形式です。リスニングおよびスピーキング力が要求されます。私はこのクラスが一番苦手でした。

グループレッスン

生徒2名、先生2名で行われます。生徒通しではgoogle docsを共有せずプライバシーが守られるように工夫されていて感心しました。

発音

母音と子音のクラスに分かれていました。母音の発音が最重要との方針で、かなり細かく教えられます。今までは音声のマネをしてなんとなくしていた英語の発音の理解が深まりました。

またアメリカ英語に特化して教えていました。具体的には、母音の間のtがsoft d になる、newを「ヌー」と発音する、internetを「イナネッ」てな感じに発音するとかです。

オーナーの松井氏が書いた発音の書籍を事前に読んでおくことをお勧めします。授業の理解が深まります。

日本人のための 一発で通じる英語発音

日本人のための 一発で通じる英語発音

プレゼン

最初の週と最後の週の金曜日にプレゼンが課されます。各人が5分前後のスライドを用意し(当然英語で)発表します。口述する内容は暗記した方が良いと言われたので自分は暗記しました。その分発表時間は3, 4分で短いですが。。。想像のとおりプレゼンの準備は大変な一方、やってみると何とかなるものだと度胸と自信がつきます。

また後述するように生徒の専門領域が多岐に渡っているのでその発表を聞くのは面白いです。

講師

後述しますが、ほかの語学学校よりも授業料がお高いこともあるのか、先生はみな優秀に感じました。紳士的でとても熱心に教えてくれます。新しい表現を使うなどのチャレンジをするよう背中を押してきますし、失敗してもトライしたことの方を評価してくれます。(ほかの生徒によると、割と激務で疲れ気味との話もあったけど定かではない。。)

先生と雑談するのも楽しいです。大抵は先生の方から雑談を振ってきてくれ、フィリピンについて理解が深まり良い経験になります。

施設・設備

学校はホテルに併設されているモール内にあり、雨にもあたらずかつ安全に通学できます。

唯一トイレは厳しいです。モールのトイレは紙が無く持参する必要があり、さらには流せずに横ちょのゴミ箱に捨てる必要があります。私は幸いにも(?)ホテルで大をしていて使う機会がありませんでしたが、特に女性には厳しい環境です。

生徒

メーカー技術者、コンサル、証券アナリスト、商社マン、医者、道に迷った学生、ある業界における有名人など非常にバラエティ豊かな出会いがあります。生徒の意識は圧倒されるほど高いです。日中は余裕がなく、残念ながら昼飯か週末に飲みに行ったときくらいしか話す機会はありませんでした。本当はあまり日本語を使わないほうが良いんだろうなと思いつつ、お昼くらいは息抜きに雑談をしました。

同じ長野市どころか出身中学が同じ方がいて驚きました。

費用

最初に述べたとおり、セブの語学学校の中ではトップレベルにお高いようです。自分は知り合いの勧めがあり、他を検討することなく決めました。

  • 4週間の授業料約30万円
  • 航空機代 約7万円
  • その他生活費 5万円前後
  • 事前の予防接種代(A型肝炎破傷風。保険非適用)

これに加えて仕事をしていないわけでその機会損失も入れると、必要な費用を想像 できると思います。授業のレベルの高さやトータルの金額を考えると授業料のお高さは誤差と言えるんじゃないでしょうか!

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*1:正直ベースの評価だと信じたい。。。