Django for Professionals と Django for APIs 読了記録
諸事情で、今時点でのDjangoのベストプラクティスを知りたくなり、手にとった。
そもそもDjangoって時点で和書が少ないのにあっても入門レベルのものばかりで、仕方なく洋書をぽちった。Djangoを使うくらいの人は普段(仕方なく)英語を読む機会は多いので、この本もどうにか読めるんではと思う。
Django for Professionals
Django for Professionals: Production websites with Python & Django
- 作者:Vincent, William S.
- 発売日: 2019/07/21
- メディア: ペーパーバック
- 著者はDjango Software Foundationの人。Django podcastもやってる
- 自費出版らしい
- Django3対応をうたっている
- 1章はのっけからDockerについての説明でDjango関係ないじゃんと思ったが環境構築するうえで必要だったんだろう。
- 自分はAPIとしての利用を考えているので、template部分の説明は読み飛ばした
- 個人的には、あまり詳しくなかった1章のDockerによる開発環境構築と、18章のherokuへのデプロイが参考になった
- Stripeとの連携の話があるので、これから導入する人には参考になるのでは
- ほか、for Professionals を名乗っているだけあって実践的な内容だった。この内容の和書があると良いのだけど。
Django for APIs
Django for APIs: Build web APIs with Python & Django
- 作者:Vincent, William S.
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: ペーパーバック
- 同じ著者
- こちらはDRF(Django Rest Framework)初心者向けという感じで、少し物足りなかった
- あると良いなと思ったのは、CSRF対策、フロントエンドも含めたプロジェクト構成とデプロイ方法、ネストしたオブジェクトの更新 あたりか。と思ったが、akiyokoさんの本ではどれも言及されていた。DRFに関しては良い和書があった。
というわけで、 Djangoについて知りたいなら「Django for Professionals」はおすすめ。DRFについて知りたいならakiyokoさんのDRF本がおすすめ、という所感。