@kotyのブログ

PythonとかAWSとか勉強会のこととかを、田舎者SEがつづります。記事のライセンスは"CC BY"でお願いします。

Happy Hacking Keyboard(PD-KB02)をSierraで使用する

El Capitanで、初代HHKBをPS2→USB変換アダプターをかませて使っている。

emacsキーバインドを実現すのにkarabinerを使っていたがSierraでは使えなくなるのでバージョンアップをちゅうちょしていた。そんなときにrebuild.fmで伊藤直也さんが、Hammerspoonを使えば良いようなことを言っていたのを聞き、以下を参考にしつつ年末年始休みに勢いでSierraに上げてみた。

qiita.com

これでおおむねやりたい挙動にはなったのだが、OSログイン時にSeilがエラーする。もしやと思ったら、やはりcmdキーが使えない。Seilは初代HHKBのcmdキーを有効化するために以下を参考にして使っていた。

qiita.com

しかしSeilもSierraでは使えなくなったようだ。

Seilのページを見ると、

Seilの機能はKarabiner-Elementsに統合されました。Karabiner-Elementsをお使いください。

とあるので、Karabiner-Elementsをインストールし、以下のように設定したところ、cmdが使えるようになった。

f:id:kkotyy:20170104093433p:plain

正直言って何でこれでcmdが使えるようになるのか分かっていないのだが。。。

というわけで、「初代HHKBでcmdキーを有効化する」ためだけにKarabiner-Elementsを入れた。

謹賀新年2017

あけました。一年前のエントリーとあまり変わらないな。

昨年の振り返り

おかげさまで家族みんなが大きな病気もせず、一年を過ごせました。それだけで他に言うこともないのですが、強いて振り返ります。

子供中心の毎日

直近の状況はひとつ前のエントリーに書いた通り。

だいぶ言葉を覚えて、完全に人間です。ひとりの人間として接しなければ、自分は親としてしっかりせねば、と身の引き締まる思いです。

転職二年目だった

引き続きPython, Django, AWS の案件が主でした。Django Rest FrameworkあとちょびっとASP.NET MVCも触れました。DRFの生産性には驚かされ、ここまでハードルが下がるとバックエンド屋の仕事がこの先なくなるんではと思ってしまいます。

input/output

本はほとんど読みませんでした。4,5冊くらいだろうか。。。読書会があったのは良かったです。

残念ながらポートフォリオは増えませんでした。

今年の抱負

引き続き、家庭優先になる予定。。仕事に100%注力できる人と競わねばならないという危機感があります。でも子供との時間は今しかないという割り切りが大事なんでしょうね。

input/output

  • Xamarinを使ってアプリを何かしら公開する
  • pypiにパッケージを登録する
  • Django,AWSを使った開発、運用である程度知見が溜まっているのでblogに書く

Xamarin, pypiに関してはネタはある。それぞれ一個くらいは取り組む時間はあるんでは。。。

水泳関係

去年は野尻湖トライアスロンに出ました。今年は旅行も兼ねてどこかOWSの大会に出たいなぁ。

ことしもよろしくお願いします

そして何より、健康第一で。

貯金生活という、エンジニアに子どもができたら悩むであろう話

このエントリーは子育てエンジニア Advent Calendar 2016 の12月15日分です。

みなさん有用なことを書いていらっしゃるなか、しがないアラフォーのポエムを書きます。貯金生活の話です。貯金といってもお金ではなくスキルの貯金。

家族構成

  • 私。40手前のプログラマー。普段はDjangoAWSを使って開発をしています。前職は地方のSIerで、今の会社に転職して2年経ちます。
  • 妻。会社員。非エンジニアかついちおう時短勤務のはずなんだけど残業も多い。もしかしたら自分よりも就労時間は多いかもしれない。
  • 息子。二歳半の保育園勤務。人の話を見聞きするに典型的な二歳児。 *1 都会ではよく聞く待機児童問題ですが当方地方在住のため、妻の育休からの復職時にすんなり入園に至る

一日のスケジュールと自由時間

一日のスケジュールは以下のような感じです。 f:id:kkotyy:20161212105947p:plain 家事の担当は食事が妻。私がそれ以外という感じで共働きの家庭だとこんなもんじゃないでしょうか。今は割と早く帰れる *2 ので、帰宅して夕飯を一緒に食べて息子をお風呂にも入れます。多くの場合寝かしつかは私の担当です。寝かしつけをしないときはその分自由時間は多くなりますが、自分が寝かしつけをすることが多いです。

スキルの貯金生活

息子が生まれる前は、平日夜に本を読んだり、サンデープログラミングをする時間がありましたが今は上図のとおりほとんどありません。一日1時間ほどです。それも妻との団欒の時間も含むので勉強時間はさらに少なくなります。

また自転車通勤なので、通勤時間を使って本を読むとか英語のヒアリングをするといったことも無理です。

みなさんどうやって勉強時間を捻出しているのでしょう。睡眠時間を削るんでしょうか。他の方のエントリーを見るに睡眠時間が5時間くらいの方もいらっしゃいますね。私は6時間寝ないと無理です。QoLを下げてまで勉強するのでは続きません。

息子は猛烈に可愛いですし今が幸せなのは間違いありません。ただ、ソフトウェアエンジニアとしては日常の業務以外で素振りをすることが非常に重要と思っており、その時間が取れないのは将来に対して不安を覚えます。スキルの貯金ができずに過去の貯金を使っているのです。

今のところの対策

学ぶターゲットを絞るというポリシーで、今年はXamarinの勉強を細々としています。イベントも開催しました。あとは30分とかいったスキマ時間をいかに使うか、なんでしょうか。。。

おしまい

根本的には、息子がもう少し大きくなれば自分の時間が取れるのかもしれません。そのときが待ち遠しくもあり、また手がかからなくなるのは親としては寂しくもあるのでしょうね。

とりとめのないポエムでしたが以上です。

*1:帰宅すると「ただいま!」と言ってくれる。そこは「おかえり」だろ

*2:のはずだったけど今月は忙しかった。

migrateをスキップすることでDjangoのunittestを高速化する

この記事には以下の追記がありますので、あわせてお読みください。

koty.hatenablog.com

modelが大きくなってきたり、migration ファイルが増えると、unit testの最初に流れるmigrationのせいでテストの実行に時間がかかるようになる。そこで高速化を試みた。

作戦としては、

  1. migrate済みのsqliteファイルを用意しておく
  2. テスト実行時にsqliteファイルをコピーする
  3. migrationをスキップしつつ、コピーしたファイルに対しテストを実行する

ということを考えた。

migrationのスキップ方法はここに書いてある通り。

simpleisbetterthancomplex.com

というわけで、以下のような設定を追記するとうまくいく。これで実行時間が半分になった。*1

import shutil
# あらかじめmigrate済みの空のファイルdb_test.sqlite3.template を配置しておく
shutil.copyfile(os.path.join(BASE_DIR, '../db_test.sqlite3.template'),
                os.path.join(BASE_DIR, '../db_test.sqlite3'))
DATABASES = {
    'default': {
        'ENGINE': 'django.db.backends.sqlite3',
        'NAME': os.path.join(BASE_DIR, '../db_test.sqlite3'),
    }
}


class DisableMigrations(object):
    def __contains__(self, item):
        return True

    def __getitem__(self, item):
        # return 'notmigrations'
        return False  # django 1.11にも対応するにはこちらで

MIGRATION_MODULES = DisableMigrations()

modelに変更があったら、コピー元のsqliteファイルもmigrateする必要があるのがイマイチな点。もっと良い方法があれば教えてください。

ここ2年djangoを使っているが初めての記事になってしまった。もう少しアウトプットしたい。。

Two Scoops of Django: Best Practices for Django 1.8

Two Scoops of Django: Best Practices for Django 1.8

*1:‘notmigrations’ の意味がイマイチわからなかった。djangoのソースをgrepしても該当がないし。

謹賀新年2016

あけました。

昨年の振り返り

おかげさまで家族みんなが大きな病気もせず、一年を過ごせました。それだけで他に言うこともないのですが、強いて振り返ります。

子供中心の毎日

息子が保育園に通い出しました。同時に奥さんも育休から復帰。通わせている保育園が偶然特殊な方針を掲げているおかげで、毎日大量の洗濯物を持ち帰ってきます。それもあり、毎日の自分の時間がほとんどありません。*1

ほかの人を見ていると同じような状況なので、このくらい小さい子供がいる場合は仕方ないんでしょうね。

ここ最近だいぶ言葉を覚えてきました。宇宙人から人間に急速に近づいています。

転職一年目だった

期待通り、自由です。良いことばかりではありませんが、自分には今の会社が合っています。*2でも、家庭を優先して、本業の案件以外にほとんど手を出せませんでした。

Python, Django, AWS の案件が主でした。まだまだ勉強中です。

input/output

本はほとんど読みませんでした。4,5冊くらいだろうか。。。読書会があったのは良かったです。

勢いで以下の二つのサイトを作りました。

自宅でまとまった時間は取れず、どちらも会社で闇研して作りました。

今年の抱負

引き続き、家庭優先になる予定。。

input/output

いろいろやりたいことはあるんだけど時間が取れないので、仕事を通して勉強するしかないと思います。

jQueryはもう卒業したいです。それ以外の何か(Xamarinとか何かしらのJSフレームワークとか)でfrontを作れるようになりたいが。。。JSフレームワークは変化が激しすぎて真剣に手を出す気になれません。

水泳関係

野尻湖トライアスロンと、OWSの大会何かひとつに出たいなぁ。

ことしもよろしくお願いします

そして何より、健康第一で。

*1:奥さんはもっと少ないわけですが。。。

*2:前の会社は続けられる気がしなかった。やれる人がやればいいし、やれない人は無理にやる必要も無いと思う。

データベース実践入門読書会が終了したので振り返ってみる #nseg

追記:謝辞を追記しました。諸先輩方にはお世話になりました。今後ともよろしくお願いします!

この記事は NSEG Advent Calendar 2015の20日目の記事です。年の瀬ですね。

少し時間が経ちましたが、去る 12/16(水)に書籍「理論から学ぶデータベース実践入門」読書会が最終回を迎えました。開催場所の都合で私は幹事のようなことをしていました。

とみたさんの記事 もご参照ください。

この読書会を始めるきっかけは4月のtwitterの会話だったと思います。

この会話の元になっているさとうさんには感謝ですね。*1

良かったこと

  • この本自体もその名の通り実践的で良い本なのですが、2章を代表に一部難しい章があります。そういった箇所は一人で読むと「まあいいか」と理解せずに流してしまうところ、みんなで読むと理解が深まります。
  • メンター役がいたのも良かったと思います。とみたさんktzさんkagamiwariさん、ありがとうございました。*2
  • まあまあ参加できました。3,4回都合で欠席しましたが地の利もあったのが大きいのと家庭の事情的に週末よりは参加しやすかった。
  • 読書会の合間の雑談が面白い。

改善したいこと

  • 参加者は最初は10人くらいだったけど途中から4人くらいになってしまった。もうちょっと軽い題材の方が参加者は増えるかもしれない
  • 開催場所がちょっと行きづらい場所かもしれない。最近できたコワーキングスペースとか便利そうだけど、自分は今のままが便利で良いです。。。

こちらで次回の題材を検討中です。年明けから開始ですかね。

*1:今後もCMSとの闘いに勝利されることを祈念しています。

*2:ご本人はそのつもりは無かったでしょうが、結果的にそんな感じになった。

「理論から学ぶデータベース実践入門」読書会スペシャルが開催されました #nseg

この記事は NSEG Advent Calendar 2015の9日目の記事です。乗っかってみます。

去る 11/28(土)に、書籍「理論から学ぶデータベース実践入門」読書会スペシャルが、GEEKLAN.NAGANOにて開催されました。

参加者の皆さま、著者の奥野さん、幹事のとみたさん、お疲れさまでした&ありがとうございました。

f:id:kkotyy:20151128135844j:plain

イベントの様子はとみたさんのブログを見て頂くのが早いと思います。。

写真とか

こちらは奥野さんが持ってきていた分離できるキーボード。 f:id:kkotyy:20151128135835j:plain ポーランド製って言ってたような。ガジェットに対する尋常でない情熱を感じました。データベースに対する情熱も感じましたよ!

私はGEEKLAB.NAGANOの管理人(の一人)として開場の設営と懇親会の準備をしました。サインももらいました! f:id:kkotyy:20151128163515j:plain

懇親会運営のふりかえり

良かった点

  • ピザをテイクアウトするともう一枚無料ってのを利用した。これはお得で良かった。
  • けっこう駆け込みで申込があったけど、店を予約するのではなく会場でのビアバッシュ形式だったので問題なく対応できた

改善点

  • もうちょっとノンアルコールを多くすれば良かった。*1申込時にお酒を飲むか否か聞けば良いのかも。
  • お菓子とアルコールは余ってしまったのでその分を減らしてピザをもう1枚か2枚増やせば良かった。
  • 途中でイベントを抜けてピザを取りに行くことになるので、予算に余裕があればピザを配達してもらった方が良い。

自分の発表資料

当日の勉強会中にあわてて作りました。酒のつまみくらいになったのら幸いです。

おわりに

長野以外からの参加者もいましたし、全体として大変盛り上がった良いイベントでした。

読書会も今月16日に最終回です。読書会自体のふりかえりはその後にまた改めて書こうかと。

*1:田舎のイベントは車で来る方が結構多い